「ダイエットするなら有酸素運動でしょ!」
「運動しないからお腹が出るんですよ!」
「脂肪を落とすならやっぱり有酸素運動しかないよ!」
などなど
ダイエットには有酸素運動が効果的であるという定説。もはや常識のように語られている話ですけど、本当に有酸素運動って必ずしも必要なものなんでしょうか?
どうもこんにちは!
斎藤です^^
ダイエットノウハウが書かれている書籍やスポーツジムでトレーナーのアドバイスを受けると「もっと有酸素運動をしたほうがいい!」「ウォーキングの時間を少し増やしましょう!」などとアドバイスを受けることが多いかと思います。
しかし、現実問題有酸素運動だけで痩せることが出来たという人って全体の何パーセント何でしょうか?
私個人的には…大変申し訳ありませんが、効率的に痩せたいなら有酸素運動はやらなくてもいいと思っているからです。もちろん、走り続けることが大好きならば続けていただければよいと思います。それでも多少は脂肪燃焼しますからね。
ただ、重要なのはそこではありません!
本日は本質的にダイエットを成功させるための考え方について解説させていただきます。
目次
有酸素運動による消費カロリーは限られているという話し
1.有酸素運動で燃やせる消費カロリーってどれぐらい?
ランニングで消費できるカロリーは簡易的な計算をすると体重×距離になります。たとえば体重50kgの女性が10km走行したとすれば約500キロカロリー消費できるという考え方です。10kmも走った後ってものすごく体が熱くなっていますし、脂肪がたくさん消費されたんじゃないかと思いますよね。
だけど、500キロカロリーだけです。
ちなみに、500キロカロリーといえばご飯3膳分です。その割には足には結構疲労を蓄積させますし、走るのが嫌いな人が無理して続けることが出来るような運動負荷ではありません。おそらく運動嫌いな人であれば10日以内で挫折してしまうことでしょう。
2.脂肪1kgあたりのカロリーって知ってます?
ズバリ!
7200キロカロリーです。
10キロメートルのランニングをするとしたら二週間もかかってしまいます。普通の人は続けるのはなかなか難しいですが毎日10キロメートル走るトレーニングをしたとしても1か月で燃焼できる脂肪の量はわずか2kgなのです。
しかも、2kgの脂肪なんて食事に気を使わなければすぐについてしまいます。有酸素運動を一生懸命やっているはずなのに一向に痩せる気配がないという人はランニングによる脂肪燃焼に過度な期待を抱いているからかもしれません。
まあ、意味がないわけではありませんが、それをやったからと言って体が劇的に変わるというモノでないのが有酸素運動です。
食事制限が出来ていない人は痩せるのが非常に難しい理由。
1.脂肪は落とすよりつけないほうが楽
このように、毎日10kmのランニングを行ったとしても1kgの脂肪を落とすのに2週間もかかってしまいます。しかし、常日頃からカロリー、糖質のコントロールさえできていれば必要以上に脂肪が蓄積されることがありませんし、別に厳しい有酸素運動を行わなくても勝手に脂肪が燃焼されていくのです。
2.基礎代謝で落とせる消費カロリーを考える
1日あたり基礎代謝と日常生活で生じる運動により燃焼できるカロリーがあります。男性2500キロカロリー、女性2000キロカロリーはほとんど意識的に運動しなくても燃焼できるといわれています。つまり、全く運動をしない人でも摂取カロリーをこの範囲内に抑えることと糖質を制限できていれば太ることはよほどの特異体質ではない限り考えらえないのです。
「いや~私…食べてるつもりはないんですけどね~」
という人の食事をチェックするとほとんどはカロリーオーバー、糖質オーバーしているケースがあります。もし、あれなら一度自分が食べたものをノートにメモしてみてください。後程それを確認すると明らかに太る食事ではありませんか?何らかの気づきがあるはずです。
食事制限に悩んでいるならこのページもご参考に!
有酸素運動をやるならば筋力トレーニングのほうが絶対にいい!
1.基礎代謝を上げるには筋肉量を増やすべき
今までの話からいえば、有酸素運動など運動による燃焼効果よりも1日じっくりかけて燃焼される基礎代謝のほうが楽に脂肪が燃やせるわけです。そこで重要になるのが筋肉量です。特に、体幹、下半身は筋肉が集中している個所ですからこの部分を集中してトレーニングしたほうが基礎代謝は高められるでしょう。
負荷の大きなウエイトトレーニングとかが苦手であれば負荷は低いけど筋肉の内部を鍛えてくれる体幹トレーニングで基礎代謝を上げるのもおすすめです。ヨガやピラティスなんかは楽しくインナーマッスルを強化することができますよ。
2.基礎代謝以外にもエネルギー燃焼効果がある?
筋肉が増えるということは、その分筋肉へ血液を運搬させる必要があるということです。筋肉が1kg増えるごとに50キロカロリーのエネルギーが消費されるといわれているのです。その分、心臓が働かなければいけないわけですからね。
仮に筋肉量が20kgだとしてもそれだけで1000キロカロリーの消費が見込めるということです。このように何もしなくても勝手にエネルギーが消費される体質を作るならば有酸素運動よりも絶対に筋力トレーニングのほうが良いのです。
もちろん、1kgの筋肉を増やすというコトはよほどのトレーニングをしないといけないのでそれも大変ですがもし運動を行うなら有酸素運動よりも筋トレというコトが理解できるでしょう。
3.いいカラダを作るなら筋トレ
元々筋肉がある方なら脂肪を落とすことで腹斜筋などのラインを作ることができますが、そうでない人の場合は痩せてもいい感じのスタイルになりにくかったりします。そのため、多少なりとも脂肪の下に筋肉をつけておくことは重要なのです。
特に女性は筋肉をつけるとムキムキになるんじゃないか。と心配される方もいらっしゃいますがよほどの高強度のトレーニングを繰り返さない限りそうはなりません。マシントレーニングだって少しの負荷であれば全然です。なので、綺麗なスタイルを目指すためにも筋トレはおすすめします。