どうもこんにちは!
斎藤です^^
6年ぐらい前に、日本コカ・コーラから「太陽のマテ茶」という商品がリリースされましたね。恐らくマテ茶の存在が世に知れ渡ったのも太陽のマテ茶の影響ではないかと思います。
アルゼンチン、パラグライ、ブラジル、ウルグアイなど南アメリカ大陸が原産地であるイェルバ・マテの茶葉、小枝を乾燥させたものを水もしくはお湯で煎じて成分を抽出します。
さて、そんなマテ茶ですが別名で何と呼ばれているかご存知でしょか?
飲むサラダです。
お茶の中でもビタミンやミネラルの含有量が非常に多いためこのような異名を持っているのです。世界的にはコーヒーやお茶などと同様に嗜好品の一つとして扱われていますが、南アフリカで過酷な地域では野菜の栽培も困難だったりします。
目次
マテ茶の種類について詳しく解説します。
1.緑マテ
緑マテとは、別名グリーンマテといいます。サペガードといいまして、収穫後24時間以内に火にさらし20%ほど水分を抜き取る処理法です。さらに、1日おいて水分量を5~6%まで抜き取ります。乾燥した緑マテを粉々にして1年間熟成させることで緑マテが完成します。
2.黒マテ
黒マテとは、別名ローストマテといいます。名前の通り、緑マテを焙煎したのが黒マテになります。緑マテが青臭さが特徴的であるのに対し、黒マテは麦茶のような香ばしさが特徴的です。緑マテを焙っていため栄養価自体は緑マテのほうが高いです。
どちらが良いのか?苦くても栄養価がを持ちめるならやっぱり緑マテ。青臭さが苦手なら黒マテでしょうかね。ちなみに、アルゼンチンやパラグアイでは緑マテ。ブラジルでは黒マテだそうです。
マテ茶に含まれる栄養が凄い。
アントニオ猪木さんがマテ茶を広めようとしてもうまくいかずといのもなんとなくわかるかもしれません。なぜなら、マテ茶についてしっかりと研究され始めたのは1990年ごろで、1970年ごろはほとんど日本人はその知識を知らなかったですからね。
そんなマテ茶は「飲むサラダ」と言われるぐらいですからものすごい栄養が含まれています。ミネラル、食物繊維が豊富なんです。
1.フラボノイド
フラボノイドとは私たちの身近でいえばポリフェノールがそれと似たようなものです。ポリフェノールというカテゴリをさらに広げたようなもの。ラボン、フラボノール、フラバノン、フラバノール、フラバン、イソフラボンなどがあります。
このフラボノイドは野菜や果物にたくさん入っている栄養素で強い抗酸化効果により活性酸素から私たちの細胞を守ります。
動脈硬化を予防すると同時に中性脂肪を雲開始、肥満症の予防や改善にも効果的です。さらには、活性酸素の増加を押させるというコトは過酸化脂質の発生も抑制できるというコトになりますから生活習慣病の予防にもつながると考えられます。
特に、現代人は野菜不足で悩まされています。けれども、野菜を十分なぐらいに摂取するのはなかなか難しいかと思います。そういう場合はマテ茶を活用してみるのも一つの選択肢ですね!
2.マテイン
マテ茶に含まれるマテインというアルカロイド物質をマテインといいます。アルカロイド物質といえば、代表的なものはカフェインですね。確かにマテインはカフェインと同様に利尿作用や心臓刺激、平滑筋弛緩といった効果は有りますが、中枢神経刺激による負担が非常に低いことから、興奮作用も弱く、眠れなくなるなどの副作用も起こりにくいです。
1.ストレス緩和
2.疲労回復
3.脂肪燃焼
4.利尿作用
5.血管拡張
6.胃腸を活性化
といったあらゆる効果が期待できるのでカフェインの多い烏龍茶や緑茶を飲むのであればマテ茶を飲むほうが身体的な負担も低く抑えられるというコトになります。
3.コリン
コリンとはアミノ酸の合成物質で細胞膜の構成や修復に必要な栄養素です。血管拡張効果により血圧を下げる作用のほかにコレステロールを調整するレシチンを作り出しますので動脈硬化にも効果的です。そんなコリンがマテ茶にも含まれています。
4.鉄分
特に女性は気を付けたほうが良いといわれていますが、男性も含め現代人は全般的に鉄分の摂取量が減っているのは深刻な問題です。鉄分が足りなくなればヘモグロビンを作り出すことができません。ちなみに、ヘモグロビンの役割ってご存知ですか?
酸素や栄養を細胞へ運搬する重要な役割を担っております。もし、鉄が不足して細胞に酸素や栄養が行き渡りにくくなれば、貧血、栄養の吸収率低下、免疫力の低下、肌トラブルなど色々と問題が生じます。それを避けるためにもしっかりと鉄を摂取する必要があります。
そう言いうことからも、手軽に飲めるマテ茶というのは非常におすすめです。
5.悪玉コレステロールの減少
マテ茶には血中の悪玉コレステロールを減少させますので過酸化脂質や脂肪の蓄積を抑えることができます。ある実験によればマテ茶の抽出物を投与したことで、脂肪の吸収を行う上で重要な酵素であるリパーゼの働きを低下させることがわかりました。
それに、脳の中枢神経を刺激して空腹を抑えることさでできるというのですから、ダイエット飲料としてマテ茶を飲むことは効果的なのです。それこそ、ダイエット中の空腹は辛いですからね。お腹が減ってしまうとついつい何かを食べてしまう。それを防止できるいい飲み物です。
6.水溶性食物繊維
水溶性食物繊維はダイエットに活用するのはおすすめです。なぜなら、水溶性食物繊維は食前に摂取することで血糖値の上昇を抑えることが出来るからです。血糖値は緩やかに上昇していくのであれば問題はありません。なぜなら、血糖値が上昇したとしてもインスリンで処理することが出来るからです。
しかし、GI値の高い糖質を摂取すると血糖値は乱高下を起こしたりします。こうなるとインスリンで糖質を燃焼しきることができませんので余分な糖質は細胞に取り込まれ脂肪細胞が増加します。それを防止するために水溶性食物繊維の摂取は効果的です。
7.カルシウム
カルシウムだけでも様々な効果があります。たとえば、骨を強化するというイメージは非常に強いかと思います。確かにカルシウムを摂取することで骨密度を高める要素の一つにはなります。しかし、それだけではなく、血圧の低下といった作用もあります。
カルシウムが大量に貯蔵されているのは骨ですが、正常なら1%程度血中に溶け込んでいます。ところが、カルシウムが不足すると血中へ溶け込むカルシウムの量が増えます。余分なカルシウムが血管壁に取り込まれると血管が狭くなるのでその分血圧が上昇するという仕組みです。なので、カルシウムは不足してはいけないのです。
そして、もう一つは、精神を安定させることが出来ることです。もちろん血圧が下がれば心も落ち着きやすくなりますし、カルシウムには精神の興奮や緊張を解く作用がありますので鎮静剤として使われるぐらいです。普段からイライラするのはもしかしたらカルシウム不足かも…
8.マグネシウム
マグネシウムはカルシウムと同様に骨を形成するミネラルで貯蔵庫も骨になります。不足すると骨から溶け出し、神経を興奮状態から鎮静化させたり、エネルギーの産生の補助、血圧を一定に保つなど私たちの健康を維持するうえで非常に大切な働きをしてくれます。
9.亜鉛
他のお茶と比較すると亜鉛の含有量も高いです。亜鉛はビタミンB群と同様に細胞分裂において重要な役割を担っているミネラルです。他にも、味覚の正常化、抗酸化効果、免疫力の向上、生殖機能の改善といった効果が見込めます。
マテ茶の飲み方
ここまでマテ茶の効果効能や栄養価についてお話ししてみました。カフェインが含まれていないわけでもないので妊娠中の方などは摂取量を気を付ける必要はあるものの、通常のお茶やコーヒーと比較すると圧倒的にカフェインの含有量が少ないです。身体にもやさしく、栄養価も高いマテ茶は是非飲んでいただきたいですが、実際どのようにして飲めばよいのでしょうか?
1.ペットボトルで飲む
まず、一番手軽に飲むことが出来るのはペットボトルのものを飲むことです。太陽のマテ茶を飲めばそれでオーケー。ダイエット飲料として飲むのもおすすめです。
2.煎じて飲む
マテ壷を使用して飲む方法もありますが、準備するのも大変でしょうから日本の家庭でも手軽に飲めるような飲み方でよいと思います。やり方は非常に簡単です。1人分の茶葉(ティースプーン1杯)をティーポットに入れた沸騰したてのお湯の中に入れて3分ほど蒸らします。あとはカップに入れて飲むだけです。ここで、紅茶のように砂糖、はちみつ、ミルク、豆乳、レモン、などで味付けするのもおすすめです。