「緑茶は発癌予防に効果的だ!」
「緑茶を飲めば脂肪燃焼効果が期待できる!」
「緑茶を飲むことで口臭予防になる」
どうもこんにちは!
斎藤です^^
前回に引き続き今回も緑茶についての話になります。
この記事でも伝えたように、確かに緑茶を大量に飲むことはおすすめすることはできません。摂取量を守らなければ、カフェイン、タンニン、シュウ酸の副作用が懸念されます。特にカフェインは飲みすぎれば、体内のビタミン、ミネラルを尿から排出します。
その他、嘔吐、胃痛、不眠、神経過敏といった副作用もあります。
しかし、これは飲みすぎるから生じることなのです。特に摂取量を守っていればカフェインによるダイエット効果も期待できますし、カテキン、テアニン、ビタミンCなどの抗酸化効果も素晴らしいものがあります。そこで、今回は緑茶から得られる効果効能についてお話ししたいと思います。
目次
1.カテキンによる抗酸化効果
緑茶に含まれる抗酸化ポリフェノールといえばカテキンです。病気の80%は活性酸素が原因だとされています。例えば、活性酸素が増えすぎて細胞のDNAが破壊され異常コピーされればがん細胞が作られます。美肌関連でいえば、活性酸素により細胞が傷つけられると肌の老化、シミ、シワが出来るなどの問題があります。
更に、循環器系の病気でいえば活性酸素が増えすぎると過酸化脂質が増えたり、悪玉コレステロールを増加することにもなります。その結果、血管が細くなり血圧が上がり、ドロドロ血、高血圧症、脳梗塞、心臓病、といった病気を引き起こす可能性も懸念されます。
しかし、カテキンによる抗酸化効果があれば発生した活性酸素を減らすことが出来るので、このような生活習慣病の予防につながるのです。特に現代人の生活環境ではストレスが非常に多いので体中に活性酸素が溜まりやすいです。これを除去するにも緑茶を活用してみてはいかがでしょうか?
1.カテキンによる胃粘膜の保護
茶カテキンには胃粘膜を保護し消化を助ける効果が期待できます。そのため、食事と一緒にカテキンが含まれているお茶を摂取したり、胃もたれ、二日酔いのときに緑茶の摂取、あとは、飲みの席では緑茶ハイなどを摂取するのはおすすめです。ただ、気を付けなければいけないのはあくまでもお茶です。カフェインが含まれているので空腹時に飲むのはやはり胃腸へのダメージが大きくなります。
2.脳細胞の活性化
カテキンは脳細胞を活性化する効果があります。脳の中枢神経に作用し、ボケ防止、記憶力、学習能力の向上が期待できると考えらえられています。
3.殺菌作用
緑茶の殺菌作用はとても有名です。江戸時代に生魚の殺菌目的で緑茶を使用していたなんて話もありますし、古くからその殺菌効果は認められていたのです。実はその強い殺菌作用というのもカテキンの力なのです。うがいをすれば口の中の菌を殺菌し口臭予防に。
うがい薬のかわりに喉を洗えばウィルス除去にもなります。ですから、カテキンをうまく活用するだけで外敵から身を守ってくれます。もちろん、薬用の手洗い、うがい薬を使用することも大事なことですが、もし、うがい薬がないとき、水で、塩でうがいをするよりも緑茶のほうが効果的ということになります。
それに、普段から緑茶を好んで飲んでれば殺菌効果、抗酸化効果が期待できますから免疫力の向上にもつながると考えられます。
2.タンニンによる健康効果
1.タンニンによる抗酸化作用
タンニンとは食物に含まれる渋み成分の正体です。確かに摂りすぎると鉄の吸収を阻害するとか問題がありますが、実はカテキンと同様に強い抗酸化作用を持っていますので、生活習慣病の予防につながります。もちろん、シミ、シワ、の改善にも効果的です。
2.タンニンは腸の痙攣を予防
タンニンが下痢の緩和に効果的とされていますので便が緩いという方にもおすすめです。というのもタンニンには収れん作用がありますので、これが腸に働きかけて粘膜の痙攣を抑制します。これにより下痢の緩和効果が期待できるというコトです。しかし、逆に摂りすぎると便秘になる可能性もありますので摂取量は守りましょう。
3.タンニンによる殺菌効果
カテキンにも殺菌作用がありますがタンニンにも殺菌作用があります。緑茶をうがい薬として使用することで虫歯予防に効果を発揮してくれます。特に、お菓子を食べる人はジュースと一緒に食べるのは最悪。もちろん、スナック菓子などはできるだけ食べないほうが良いのですが、それであればせめておともに緑茶を付けたほうがまだいいです。なぜなら、殺菌することで歯周菌の繁殖を予防することが出来るためです。
3.カフェインによる素晴らしい効果
1.運動のパフォーマンス向上
カフェインは交感神経を優位な状態にします。興奮作用が高まりますので運動前に摂取することで脂肪の燃焼効果を高めたり、パフォーマンスを高める効果が期待できます。なんだかやる気がないときはカフェインを摂取してみるとよいかもしれませんね。
2.記憶力の向上
ある実験によればカフェイン入りの飲料を摂取したことで記憶力が高まるのではないかという仮説が立てられました。しかし、効果が発揮されたのは試験前など学習意欲が高まっていた時なのでカフェインによるモチベーション効果ではないかという説も。ただ、いずれにしろ使い方によっては学習能力を高めることが出来るものであるのは間違いなさそうですね。
3.覚せい作用
どうしても眠気がとれないけれども、ここぞというときに動きたい場合にカフェインを摂取することで脳を覚醒することができます。眠れなくなるカフェインの副作用ですが使い方次第では心強さがありますよね。
4.テアニンによるリラックス効果
緑茶にもアミノ酸の一種であるテアニンは含まれています。テアニンにはリラックス効果がありますのでダイエットをされている方であればストレスの緩和として効果的です。
4.その他緑茶の栄養素について考えられること。
1.ビタミンCによる抗酸化効果
緑茶にはたくさんのビタミンCが含まれています。しかし、ビタミンCは熱に弱く摂取しても効果を発揮できないのではないか?とも考えられますが、実は緑茶に含まれるビタミンCは還元型のビタミンCでありこれは熱に強いのだとか。よく、熱に弱いといわれているビタミンCは酸化型のビタミンCになります。
また、煎茶4~5杯分で1日に分のビタミンCを摂取することが出来るので緑茶からの摂取は比較的簡単です。ただ、水溶性であることは間違いないので吸収されにくく体外へ排出されやすいです。それこそ、カフェインも含まれているわけですからね。
なので、少しずつ摂取してしっかりと吸収されるように工夫しましょう。また、消費されやすい栄養素でもありますので少し多めに摂取するぐらいは全く問題はありません。
2.エピガロカテキン
水だしした緑茶にはカテキンがほとんど含まれていませんが、その代りエピガロカテキンがとてもたくさん含まれています。エピガロカテキンとは最近注目されている免疫力アップの成分です。免疫細胞であるマクロファージを活性化することにより、細菌、ウィルス、がんを除去してくれる心強い細胞です。もし、風邪予防とか健康に気を遣うならエピガロカテキンは摂取したいところですね。暖かい緑茶も、水出しの緑茶も両方バランスよく摂取するとよいかと思います。