クルクミンとは?効果効能とサプリメントの摂取量について解説します。

どうもこんにちは!

斎藤です(^^)

最近は健康ブームということもあり、サプリメントを飲むということは当たり前の話になっていますね。少し前であればサプリメントを摂ることに対して抵抗を持たれている人も多かったのですが、最近ではむしろ、「何故飲まないのか?」という感じもしないでもありませんよね。

まあ、野菜をしっかりと食べたとしても十分な栄養を摂取することが出来ないこともありますし、フルーツ、穀類、タンパク質、などをバランスよく食べていたとしても、摂れる栄養はやはり限られてくるものです。たとえば、タンパク質なんて豆腐10丁とかそのレベルです。

お腹いっぱいになって大変だからこそプロテインをオススメしますが、それと同じでほかの栄養素もサプリメントが必要。だからこそ、ベーシックとして最低限、プロテイン、マルチビタミンを飲んだほうが良いとお話ししています。

そのうえで、プラスアルファで効果を期待するなら「ポリフェノール」という強い抗酸化成分の摂取もおすすめします。ポリフェノールって8000種類以上もあるんですよね。今日はその中に分類される「クルクミン」というポリフェノールについてお話ししたいと思います。

クルクミンとは何か?

クルクミンとは、ウコンに含まれるポリフェノールのことです。スパイス、食品添加物、着色料として使用されます。もちろん、天然のモノなので過剰摂取しない限りは体に悪いものでもありません。漢方薬としても活用されているところはありますが、「医薬品の範囲に関する基準」の中では「医薬品でないもの」に分類されます。

そのため、医薬部外品として分類されます。

そんな、クルクミンですが、

黄色できれいな色をしているため天然の着色料として多様されます。食品添加物の名称としては、「ウコン色素」「クルクミン」「ターメリック色素」などと表記されます。お菓子、ジュース、インスタント食品の裏側を確認してみてください。結構使われていますよ。

他の事例は、和菓子、栗のシロップ漬け、漬物、水産ねり製品などに使用されます。

ウコンのターメリック色素ですので、見たままですと、当然きれいな黄色をしています。しかし、これは通常ですと、酸性、中性になっているためです。もし、これがアルカリ性になると赤茶色になります。また、アルコールは中性になりますので黄色の着色料を作るときはアルコール溶液に浸す場合があります。

そして、面白いのが、強い紫外線を当てると、青緑色の蛍光色を発します。ウコンの黄色が蛍光色を発するのって知らなかった人もなかなか多いのではないでしょうか?

クルクミンの効果効能について。

1.がん予防

本来、体内へ侵入したウィルスを除去するためのシステムなのですが、強いストレスを受けたり、生活習慣、に問題があると活性酸素を大量に発生することがあります。DNAの異常コピーも抑制できることになります。本来ならばDNAで設計された細胞通りに分裂するはず。

ところが、このように細胞が傷つけられて分裂を行うと正しいコピーが出来ないことがあります。そして、本来の設計とは異なった、細胞が生まれます。これが、がん細胞になります。

けれども、ポリフェノールなど抗酸化効果の強い成分を摂取することでこういった活性酸素を除去することが出来るのです。つまり、肌の老化、酸化に効果的なだけではなくがん細胞の増殖も抑えることができます。

2.生活習慣病予防

クルクミンの抗酸化作用は生活習慣病にも効果的です。というのも、抗酸化作用があるということは、血中の過酸化脂質に作用しますので、結果的に悪玉コレステロールを低下させる効果が期待できるのです。これにより、中性脂肪を下げる、メタボリック症候群の予防。つまりは、高血圧症、心臓病、糖尿病といった疾患の予防も期待できるということになります。

3.リウマチの予防

細菌やウイルスが関節に侵入することで組織が破壊され、変性を行い次第には動かなくなるという病気です。昔は寝た気になる病気とされていましたが、最近は医学の進歩により治療できるようにまでなりました。せっかく治すことができる病気なので、異常が見られたら放置せずに病院へ行きましょう。

2012年に、アメリカのベイラー大学で行われた研究によれば、45人の関節リウマチの患者に1日あたり、500mgのクルクミンを摂取、非ステロイド性抗炎症薬を50mg摂取、両方を摂取の3グループに分かれ8週間ほど実験は行われました。

結果的に、全グループで改善はされたのですが、両方>クルクミン>非ステロイド性抗炎症薬というよう結果に。ただ、大幅な実験前よりも大幅な改善が見られたのは、クルクミンのみを摂取したグループでした。このことからも、クルクミンの抗酸化効果は薬よりも強いことが証明されました。

4.アルツハイマーの予防

脳内にアミロイドと呼ばれる繊維状のタンパク質が付着することでアルツハイマー発症すると考えられています。

このアミロイドが脳細胞を傷つける活性酸素を発生させます。そんな中、クルクミンは抗酸化作用によりこの活性酸素を除去しますので、脳の老化防止に効果的と言われているのです。

また、ターメリックを普段から食しているインド人のアルツハイマーは世界一少ないことがわかりました。

クルクミンの摂取法について。

クルクミンは過剰に摂取するのは問題があります。1日あたりの摂取量は、体重1kg当たり3mgまでとされています。つまり、体重60kgであれば、180mgが上限になります。もし、クルクミンを過剰摂取してしまいますと肝臓に負担がかかります。

また、肝臓に疾患がある場合も要注意です。

ウコンから摂取するとなると、気になるのは鉄分です。鉄の過剰摂取も肝臓に負担がかかりますからね。ちなみに、鉄の1日当たりの摂取量は、成人男性10mg、成人女性20mg、授乳中の妊婦20mgとなります。

もちろん、ウコンを大量に食べる人はなかなかいないと思いますので問題はないと思いますが、ほかに鉄の多い食品と一緒に食べたときなど過剰摂取になる可能性もありますから要注意です。

では、クルクミンはサプリメントから摂取しても大丈夫なのか?サプリメントですとものによっては結構な含有量が含まれていたりもするので、もしクルクミンを摂取するなら、サプリメントよりもウコンなどから摂取したほうが良いでしょう。

クルクミンの効果効能まとめ

いかがでしたか?

本日は、ウコンに含まれる抗酸化ポリフェノールの「クルクミン」についてお話ししました。

やはり、抗酸化ポリフェノールの特徴としては、植物の色素成分。ファイトケミカルスなどともいわれていますが、あの色がとても体に良いのです。ウコンであれば黄色ですが、そのほかにも色素の濃い野菜というのはたくさんあるものです。

実際、ウコンのクルクミンを摂取することでその抗酸化効果が作用し、アルツハイマー症の予防、生活習慣病の予防、抗がん作用、老化防止といった効果が期待できるわけです。

ただ、クルクミンやウコンに含まれる鉄分は肝臓への負担が大きいので、特に肝臓に何らかの障害を抱えている方は注意が必要になります。もっとも、クルクミンの摂取量はそこまで多くなくてもよいため、ウコンの粉末を食事に取り入れるだけでも十分でしょう。

あまり、サプリメントを活用する必要はないと思いました。むしろ過剰摂取のリスクも懸念されます。。。

斎藤でした(^^)