どうもこんにちは!
斎藤です(^^)
やはり年を重ねるごとに健康は意識することって多くなるかもしれません。若いころはある程度無理をして、ジャンクフード、脂質の多い食べ物を中止と下食生活を送ってもそこまで負担を感じることはなかったかもしれません。もちろん、本当は若いからと言ってジャンキーな食べ物ばかりではダメなんですよね(苦笑)
また、最近は情報化社会ということもあり、インターネットで何かを検索すればすぐに情報が調べられます。テレビを見ていればいろいろな情報がすぐに入ってきますね。
すると、「栄養が足りない」「食生活はこれで大丈夫なのだろうか」と心配する方々も出てきます。そして、サプリメントを飲み始めたりしますよね。これについて否定的になる人もいますけど、全然良いことだと思います。
やはり、健康でなければ仕事にも影響が出ますからね。そんな健康食品の中で本日は「トマト」です。トマトに含まれているリコピンもしくはリコペンともいわれている非常に抗酸化効果の高いポリフェノール。
摂取することで素晴らしい効果を齎してくれるでしょう。
目次
リコペンとは?
リコペンはポリフェノール、ファイトケミカルス(フィトケミカルス)に分類される抗酸化成分です。私も小学生のころ授業で畑でトマト、ミニトマトを育てたことがあります。当時は何も考えていませんでしたけど、夏の強い紫外線を浴びても一切枯れません。
青々しい状態から赤く変化します。真っ赤なトマトはフルーティーでおいしいのです。ちなみに、トマトなどの夏野菜が強い紫外線を浴びても枯れない、ドンドン元気になっていくのも表皮組織にあるポリフェノールの抗酸化効果によるものです。
紫外線を浴びても元気である抗酸化作用ってものすごいものです。それは、β—カロテンの2倍以上、ビタミンEの100倍以上の抗酸化作用があるといわれています。体中に発生する活性酸素を除去するということではリコペンはおすすめな成分といえるでしょう。そんな、リコピンの効果に注目してみたいと思います。
リコペンの抗酸化効果について
イタリアの研究機関が行った検証結果によれば、トマトを1週間に7個以上食べている人は2個以下の人と比較しても、消化器系の発がん率が60%も低下したといいます。これはリコペンの効果だと考えられています。もちろん、活性酸素を除去するポリフェノールは、リコピン以外にもあります。
ただ、他のポリフェノールと比較してもダントツ抗酸化効果が高いんです。
活性酸素やフリーラジカルですが、これらはDNAの周辺にあるタンパク質を破壊します。もちろん、少量であればウイルスの除去として効果を発揮するのですが、強いストレスを受けたり、外部刺激の多い生活を送るとたくさんの活性酸素が発生します。
これにより、過度に細胞が傷つき酸化や老化の原因となります。そんな、フリーラジカルを包み込んで除去するうえでは非常におすすめ。実際に、このようなデータが出ているのでリコペンが効果がないというコトはないはずです。では、具体的にどのようなところで効果があるのか?もう少し突っ込んで説明してきます。
リコペンの効果・効能について。
1.美白効果
例えば、夏の強い紫外線は、シミ、シワ、そばかすの原因です。表皮から紫外線を受ければメラニンが生成されてそれがシミやそばかすの原因となります。また、内部のコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンの部分がやられるとしわの原因になります。
何故ならば、肌のハリ、ツヤ、潤いにおいてこういった深層部にある成分が重要だからです。それが無くなるわけですから紫外線は本当に注意しないといけないのです。
ちなみに、シミ、シワが生じる8割は紫外線のダメージを受けることにあります。
それ以外は、睡眠不足、食生活、生活習慣など体にとってストレスを与えるライフスタイルが原因といわれていますね。
そこで、リコピンの出番です。
リコピンは紫外線対策には打ってつけの抗酸化成分です。摂取することで肌に貯め込まれますので紫外線のバリアとして作用します。さらには、メラニンの生成を食い止めることができるので、摂取するだけでもシミ、そばかすの予防に効果的と考えられます。
更には、コラーゲンの消費も抑えつつ増やす効果も期待できますからシワの予防、解消としてもおすすめできます。
2.循環器系の病気予防
活性酸素が大量に発生すると、元気な細胞も破壊しますからこれが老化の原因です。それは、何も皮膚だけではありません。LDL-コレステロールはそれ自体が悪玉コレステロールとも呼ばれ増える時点であまり良いことではありません。
誰でも多かれ少なかれLDL-コレステロールは血中を流れています。ここで活性酸素が発生すると過酸化脂質といって血管を詰まらせる原因物質になりますが、リコピンを摂取しておけば、あらかじめ、活性酸素が除去できるので過酸化脂質の発生を抑えることが出来るのです。
3.高血圧改善
ある実験によれば、週二回20分の有酸素運動と毎日トマトジュースを飲む。これを行っていた人は二か月後しっかりと血圧が改善されたそうです。こういったことからも、リコピンには血圧改善効果があると考えられます。それは、活性酸素を除去し、血中のLDL-コレステロールの酸化を抑えます。これにより血管のつまりを抑えますから高血圧症の予防効果が期待できるのです。
4.抗がん作用
がんになる原因はDNA周辺にあるタンパク質の損傷。それが異常コピーされて細胞分裂が行われるとがん細胞が出来上がります。これが一定以上増えると発癌となるわけですが、リコピンは活性酸素を除去する効果がありますので細胞の異常コピーを抑制します。
そして、免疫細胞を元気にし、免疫力が高く、病気になりにくい体作りを目指すことができます。
5.喘息との関係性
健康な被験者と喘息患者の血液を調べたところ、喘息患者は健康な方よりもリコピンの濃度が低かったことがわかりました。つまり、トマトリコピンを摂取することで喘息の改善が期待できます。
6.精子不妊症の改善
男性の10%が精子に問題を抱えているといわれています。精子の運動率、精子の濃度、奇形、極端に精子が少ない乏精子症、卵子まで到達する精子の数が極端に少ない精子無力症など男性の不妊症も心配なところはありますが、リコピンは活性酸素を除去し、精子を元気にするなどの効果が期待できるとされています。
リコピンの摂取量はどれぐらいがいいのか?
リコピンはプチトマトがいい!
リコピンの1日あたりの摂取目安は、1日あたり15~20mg以上。これはどのぐらいかというと、Lサイズの大きなトマトを二個分(500g)
はい、結構たくさん食べないといけないのです。
しかし、プチトマトのほうが栄養が凝縮されており、17個分(250g)ほど摂取すれば1日あたりのリコピンがしっかりと摂取することが出来るのです。
油との加熱
効率的に摂取する場合は油と同時に加熱することです。何故ならリコピンは油に溶ける性質があり、過熱することで細胞膜を壊せるからです。そのため、効率的にリコピンを体に吸収さえやすくなります。カレー、シチュー、トマトソースなどトマトを使ったお料理であれば大体リコピンが摂れますね。
トマトジュース
ただ、過熱の問題点はリコピンは摂取できてもほかのビタミンなどの栄養素が無くなることが心配なところですよね。そういった場合はジューサーでトマトをつぶし、オリーブオイル、アマニオイル、ごま油などと混ぜて飲むとよいです。
リコペンの効果・効能について。
いかがでしたか?
本日はトマトに含まれる抗酸化物質「リコピン」についてお話ししました。
トマトは緑黄色野菜の中でも非常に栄養価が高い野菜です。今回はリコピンについて解説しましたが、それ以外にも、ビタミン、ミネラル、食物繊維と体に良い栄養素が盛りだくさんな食品なのです。
サラダにしてもよいでしょうし、吸収率を高めるために、過熱、野菜ジュースにしてオイルを混ぜるのでも全然良いと思います。
特に夏の季節はトマトは食卓に並ぶことが多いと思いますので出来るだけ毎日食べましょう!
そして、健康づくりに活用してみてください。
斎藤でした(^^)