黒砂糖と白砂糖の違いとは?血糖値の上昇と下降に注目してみる。

どうもこんにちは!

斎藤です^^

健康づくりにはいろいろな方法があります。

よくあるのが、テレビや書籍で「みかんを食べると風邪に効果的だ!」「れんこんを食べればアトピー改善効果が期待できる!」などありますけど、本質的な考え方として重要なのはある特定のものを食べないことのほうが大事なのです。

アトピーを改善する食べ物を食べる前にアトピーにならないような食生活をするとか、風邪をひくような食事をしない。だからこそ、食品添加物がたくさん含まれている食事よりも自然派の食事を意識するとか。

もちろん、いきなり減らしていくのは大変だと思いますので。少しずつ減らしていくといいかと思います。

あとは、私たちが身近で摂取している「砂糖」これも添加物として使用されていたりもします。さらには、砂糖を食べ過ぎると「骨を溶かす」、「細胞を糖化させる」、「細胞を酸化させる」など人体に悪影響を与えるなどイメージもあまりよろしくないかもしれません。

ところが、黒砂糖であれば健康に良いという話しは聞いたことは有りませんか?確かに黒砂糖も非常に甘く糖質の含有量はそれほど変わらないはずです。なのにどうして黒砂糖は良くて、白砂糖はダメなのか?今日はそれについてお話ししたいと思います。

黒砂糖と白砂糖の違いについて。

黒砂糖はサトウキビの中に含まれている実の部分を沈殿ろ過、濃縮、冷却を行って作ったものです。それに対して、白砂糖はさらに細かく余計な部分を排除して糖質だけ残した状態。なので、黒砂糖はサトウキビの実そのものに近いのに対して、白砂糖は糖質だけな状態です。まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。

1.黒砂糖の特徴

先ほどの説明のように、サトウキビの絞り汁を煮詰め濃縮させただけのものが黒砂糖になります。いろいろと取り除いていないので渋み、苦味などがあります。食物繊維、ミネラルがしっかりと含まれているので白砂糖と比較しても栄養価が抜群に高いです。

2.上白糖の特徴

私たちが普段使用している砂糖です。原材料はサトウキビもしくはてんさいを使用します。製法に関しては絞り汁を採取するところまでは一緒ですが、そこから蜜の部分を取り除き糖の部分だけを使用しますので、分蜜糖に分類されます。

名前の通り、ほとんど純白で、触ったときの感触はしっとりしているのが特徴的なところです。

上白糖にそっくりなグラニュー糖というものがりますがこれとの違いは製造の際に糖の表面に果糖をかける点です。そのため色合い、粒の大きさ、触ったときの感触や味に多少差があります。

3.グラニューの特徴

コーヒーには上白糖よりも少し粒が大きくざらつきのあるグラニュー糖を使用することがあります。これも、分蜜糖に分類されます。

製法は途中までは同じです。しぼり汁から抽出した糖に含まれる蜜を取り除きます。そして、砂糖の結晶のみを使用します。上白糖と異なる点は表面に果糖をかけないところです。99.7%という純度を誇っております。これは上白糖よりも高いです。

黒砂糖と白砂糖の栄養価の違いについて。

1.白い食べ物は栄養価が低い傾向にある?

真っ白な食べ物は栄養価が低い傾向にあります。豆腐はどうかといえば確かに白色に見えますが、漂白剤を使用していない豆腐であればよく見るとクリーム色をしているはずです。では、そのほかに真っ白な食べ物で栄養価の高い者てtありますかね?

多分ない。あるとしても非常に少ないのではないかと思います。

何故なら、栄養の部分は何かしらの色をしていることが多い傾向にあるからです。たとえば、リコピン、アントシアニン、カカオポリフェノールなどこれらすべて色がついています。リコピンなどはその色素が強い抗酸化効果を発揮するため老化防止などに効果的といわれているのです。

しかし、野菜や果物でも完全にこういった皮や種の部分を排除して実の部分だけ摂取しても身体によいものではありません。植物は、皮と実の間、種に高い栄養価が含まれている傾向にあります。

つまり、白いご飯や白い砂糖は一番栄養のない所だけを集めているのでそれを食べても植物とはいえ体に良いものとは言えないのです。

2.ナチュラル製品である黒砂糖は栄養価が高い理由。

では、黒砂糖と白砂糖ってどれだけ違うのでしょうか?ハッキリいいましょう。白砂糖は不純物を取り除いているのでビタミン、ミネラルがほとんど入っていません。それに対して、黒砂糖は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄は豊富に含まれています。そのほかに、亜鉛、銅、ナイアシン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6が含まれています。

更に、腸内環境の改善の効果が期待できるラフィノース、血糖値の吸収を抑えるフェニルグルコシド、疲労回復、肥満、生活習慣病の予防に効果的なオフタコサノールが含まれています。つまり、砂糖と比較しても黒砂糖のほうが栄養価が高いのは一目瞭然です!

黒砂糖を摂取しても血糖値が上がらないのだろうか?

1.ミネラルが豊富に含まれている

血糖値の高い人に共通して言えるのはミネラル不足です。現代人の血糖値が高い理由もミネラルがたくさん含まれている野菜、果物の摂取が足りていないことが考えられています。特に、マンガン、クロム、リン、カリウム、亜鉛はインスリン糖質代謝の補助を行います。

2.フェニルグルコシドの効果

先ほどの説明のように、フェニルグルコシドは血中のブドウ糖の吸収を抑える効果が期待できますので砂糖を食べるよりも血糖値を押させられます。ただ、血糖値が上がらないわけではありません。要するに急上昇や乱高下を抑えるのです。

緩やかに上昇していくためインスリンで処理できず脂肪細胞として蓄積されるとかそういったリスクは白砂糖よりも低くなります。ただ、だからと言って黒砂糖を食べ過ぎる行為は問題があります。そういうことではなく、白砂糖を黒砂糖に換えてみる食生活を送るのです。

ケーキ、コーヒー、料理の調味料。これらすべてを白砂糖ではなく黒砂糖にしてみましょう。確かに少し味に違和感を覚えるかもしれませんが慣れるといいものですよ。そういった食生活の改善が血糖値の低下につながるのです。ぜひ取り組んでみましょう!