烏龍茶の飲み過ぎによる副作用!カフェインの過剰摂取について考えてみましょう。

「黒烏龍茶は脂肪吸収の抑制効果がある!」
「脂肪の分解も行ってダイエットに効果的!」
「烏龍茶のサポニンは抗酸化作用が強い!」

などなど、

烏龍茶は健康的な飲み物の代表格でもあります。しかし、それを飲めば飲むほど良いものなのか?というとどうなのでしょうか?

どうもこんにちは!

斎藤です^^

烏龍茶の飲み方は色々あります。こだわっている人であれば茶葉を購入してきて急須に注いで飲んだりしますよね。それをホットにしたり、アイスにしたりいろいろな飲み方があります。また、簡単に飲みたいのであれば、スーパーやコンビニに売っているペットボトルを購入してそれを飲む。

お昼のお弁当のお供としては500MLペットボトルの烏龍茶がお手軽では有りませんか?

しかし、そんな烏龍茶に含まれている「カフェイン」の存在は忘れてはいけません。もちろん、カフェインですから大量に摂取するのはあまり体に良いことではありません。確かにお茶ですから人工的に作った栄養剤とはカフェインの含有量は少ないとは思いますが、意外と多いのです。

そこで、今回は烏龍茶の飲み過ぎてどのような副作用をもたらすのか?

カフェインの影響などを書いてみました。

烏龍茶の飲み過ぎから起こり得る副作用について。

烏龍茶の過剰摂取で一番気になる成分といえば、「カフェイン」ではないでしょうか?

もちろん、そのほかにも、タンニン、サポニンといったものもありますけど、含有量から考えても一番気にすべきなのはやはりカフェインです。そこで、こちらでは考えられる副作用についてまとめてみました。

1.利尿作用

カフェインだけではなくカリウムなどのミネラルにも利尿作用がありますが何故カフェインの場合は危険視されるのでしょうか?もちろん、多少であれば問題ないのです。体水分を排出するということは老廃物を排出するということにもなりますし、使い方によっては便通の改善効果もあります。

しかし、その反面、ビタミンやミネラルを消費しやすい特徴があります。もちろん、利尿という時点でビタミンCなどは排出されますが、カリウムでは流れにくいようなビタミン、ミネラルまで出してしまう傾向にあります。

ですから、たくさんのカフェインを摂取して利尿を行うのは体にとってあまり良いことではありません。推奨されている摂取量を守ることで過剰に栄養を排出しにくくできるかと思います。

2.胃痛の原因

カフェインは消化不良を起こすほど胃への負担が大きいです。コーヒー浣腸というものもあるように、腸から注入するのであれば逆に身体にとっては良いことと言われていますが、胃粘膜とカフェインの相性はあまりよろしいものとは言えません。

もちろん、飲みすぎることでも胃への負担は大きくなりますが、気を付けてほしいのは空きっ腹で飲むことです。特に空腹時は胃粘膜へのダメージが大きくなりますからおすすめしません。

また、胃液がたくさん分泌するというコトは、吐き気、嘔吐といった症状がみられることがあります。

3.不眠症の原因

これも体質によるところがあります。たとえば、朝一杯のお茶を飲んだだけで眠れなくなってしまうという敏感体質の方はカフェインが影響して眠れなくなるリスクが高くなるので摂取自体おすすめしません。逆による眠る前にかカフェインがたっぷりと入ったエナジードリンクを飲んでもすんなり眠れてしまうという人もいます。

このようにカフェインによる不眠は体質によるところが非常に大きいです。そこで、自分の体質がカフェインに強い体質なのか?それとも普通なのか?弱いのか?これに応じていつ飲むか?それとも飲まないか?を判断するとよいでしょう。

4.糖尿病の原因

烏龍茶はダイエットに良い?血糖値を下げる効果が期待できる?などいわれていますが、烏龍茶に含まれるカフェインの副作用に血糖値を上げてしまうという効果があります。これはまだ臨床実験によるもので、データが少なすぎるのではないか?など賛否両論もあります。

しかし、傾向としえては烏龍茶の摂取量が多い人ほど起床時の血糖値の数値が高い傾向にあるというコトがわかったのです。アメリカの実験によればコーヒーに含まれるカフェインが糖尿病を悪化させるリスクも懸念されています。

もちろん、だからと言って、烏龍茶やコーヒーがだめだとは言いませんが、可能性の一つとしては十分に考えられることですからやはり飲みすぎるのは危険と考えたほうが良いかもしれませんね。

5.むくみの原因

カフェインを摂るとむくみになりやすくなるか?この説に関しては賛否両論あります。確かにカフェインにはカリウムを体外へ排出するという副作用があります。カリウムは体中の水分や老廃物を体外へ排出する効果がありますからそれを排除するということはカフェインはむくみを促すという考え方。

しかし、カフェイン自体にも水分を体外へ排出する効果がありますからこれだけ見ればむくみの解消効果も期待できるのではないでしょうか?問題なのは体中の体水分量が減少してしまうということです。それであれば普段から多めに水分を摂取していれば問題はないのではないでしょうか。

確かに、ウーロン茶などカフェイン入りの飲料を水分補給として取り入れるのは問題化もしれませんけど、そのほかにしっかりとたくさん水を飲むなどの対策を行っていればむくみの防止は期待できるのです。逆に、カフェインを摂らずとも、水分が不足したり、体水分の循環が悪くなればむくみになりますから、これに関してはカフェインだけを否定するのは少し違うのではないかと考えられます。

6.下痢の原因

カフェインは便秘の時に摂取すると便通が良くなったりすることはあります。しかし、それは便を緩くするというコトでもありますので下痢を起こしやすい人は注意したほうが良いです。ちなみに、カフェインが下痢の原因である理由は、交感神経が優位になりすぎ、胃腸の運動を阻害してしまう可能性があるということです。

胃腸がうまく運動できなければ、一定以上の水分が体内で吸収されなくなりますので下痢を招くのです。それこそ、胃腸の調子が悪い時にカフェインを摂取することは悪化させるリスクが高まりますのでおすすめはできません。

カフェイン離脱頭痛の原因

これは副作用のようなものです。14日間以上継続して1日/200mg以上のカフェインを摂取し続けることで生じるといわれています。カフェイン離脱頭痛になるとカフェインの摂取をやめたときに脳血管の拡張が起こり頭痛を起こします。その後、100mgのカフェインを摂取すると1時間以内に症状が緩和する言われています。

鉄分が不足する

烏龍茶にはタンニンが含まれています。タンニンは活性酸素を除去する抗酸化成分の一つであり、リラックス効果も期待できるとされています。しかし、摂りすぎるのは鉄分の吸収を阻害するのでやはり過剰摂取はさけるべきでしょう。

結局、烏龍茶はどの程度飲むとカフェインの過剰摂取なのだろうか?

1.飲み方に問題がある?

摂取量以前に飲み方に問題がある場合もあります。それは、先ほども説明したように空腹時に烏龍茶を飲むことです。もちろん、少量程度であればそこまで影響はないとは思いますが、空腹時の烏龍茶の摂取はおすすめしていません。

カフェインには胃液をたくさん分泌する作用があります。

これを空腹時に摂取したらどうなるか?空きっ腹で胃液だけが大量に分泌されるということは、胃粘膜を傷つけたり、吐き気、嘔吐といった症状を引き起こす可能性も考えられるからです。もしここで、胃の中に何か食物があるのであれば、それを消化するために使われるので負担も軽くなるのです。

2.摂取量はどの程度がベストか?

烏龍茶150mlあたりのカフェイン含有量は30mg程度です。成人男女の健診な方々であれば1日400mg以下、妊婦さんなら200mg以下しておくと良いでしょう。とはいえど、500mlペットボトル1本ぐらいなら毎日飲んでもそこまで問題ないといえます。

それこそ、2リットルペットボトルをがぶ飲みしない限りはあまり気にする必要はないでしょう。