キウイフルーツを皮ごと食べる!食べ方一つで栄養価が全然違う?

どうもこんにちは!

斎藤です^^

お医者さんなど食品に含まれる栄養を研究している専門家の間で、「ずば抜けて有効成分が多い食品」のことをスーパーフードと呼んでいました。それが、テレビ、雑誌などのメディアでも取り上げられるようになり、私たちの間でも一般的なものとなりました。

それは、アサイー、チアシード、キヌア、クコの実などをイメージされるかと思います。

どちらかといえば、私たちの身の回りから少し離れたもの。アサイーは日本のスーパーに販売されていませんし、チアシード、キヌアならまだありますが、クコの実はなかなかみませんよね?

でも、スーパーフードは何もこれらに限ったことではなく、栄養価の高い食べ物は全般的にそのカテゴリに含まれることがあります。たとえば、キウイフルーツ、アーモンド、ブルーべりーなども含まれます。

それこそ、キウイフルーツなんてスーパーへ行けば1個100円程度で購入することができます。でも、キウイフルーツは果物の中でも非常に栄養価が高いほうであり、ぜひ食べておいたほうがいいです。今日はそんなキウイフルーツについて注目してみたいと思います。

キウイフルーツの栄養価について。

キウイフルーツ1個あたりの、総カロリーと三大栄養素です。

エネルギー(46kcal)、タンパク質(0.87g)、脂質(0.09g)、炭水化物(11.75g)となります。キウイフルーツは甘酸っぱくておいしいですが、1個あたりのカロリーや糖質は意外と少ないです。また、特にビタミンCの含有量はずば抜けており、ビタミンE、ビタミンB6、葉酸、銅の含有量も比較的多いです。

キウイフルーツの栄養価について。

ビタミンC

中身が黄色いサンゴールドキウイはビタミンCの含有量がレモン8個分以上も含まれています。もちろん、グリーンキウイにもたくさんのビタミンCが含まれております。

・抗酸化効果

ビタミンCは強い抗酸化効果を誇っており大量に発生した活性酸素を除去してくれます。これによりDNAの損傷を防ぐので老化防止の効果が期待できます。カラダが錆つかないようにメンテナンスするという意味でもビタミンCの摂取はとても大切です。

・コラーゲンの生成

また、肌の深層部にあるうるおい成分であるコラーゲンをつくる材料の一つでもあります。タンパク質、水、脂質、鉄、ビタミンCを摂取することでコラーゲンが作られますので食生活から美肌を目指すのも大切なことです。

・メラニン生成抑制

ビタミンCは美白効果があるといわれていますが、メラニンの生成を抑えたり、ターンオーバーを促進し肌代謝でシミを落とす、一度できてしまったメラニンを分解するといった効果も期待できるのです。

・免疫力を高める

ビタミンCを摂取するとウィルスに対する抵抗力が強くなります。逆に体中のビタミCが欠乏すると免疫力が低下しますのでウィルスや細菌が侵入したときに退治することが出来ず感染してしまうといったことになりますのでビタミンCはしっかりと摂取して抵抗力をつけておきましょう。

ビタミンE

ビタミンEの含有量はリンゴ7個分といわれています。ビタミンC、ビタミンEは同じく強い抗酸化効果を誇っており、お互い助け合う性質にあります。ビタミンCは水溶性に対して、ビタミンEは脂溶性というところもしっかりと意味があります。

ビタミンEは強い抗酸化作用により活性酸素から身を守ってくれます。ビタミンCと似たような効果ですが、血管の保護、血行促進により冷え性、肩こりを解消したり、皮膚の抵抗力を高めます。

アクチニジン

キウイにはタンパク質分解酵素「アクチニジン」が含まれています。

肉料理でキウイフルーツやパイナップルを使用したりしますけど、タンパク質分解酵素の作用により柔らかくするためです。これを普段の食事で取り入れるとどうなるか?タンパク質分解酵素が効いてくれて、肉、魚が分解されます。

これにより、小腸への吸収率が高くなったり、消化不良を防止する効果が期待できます。これはグリーンキウイ、サンゴールドキウイにも含まれています。

葉酸が若干含まれている

葉酸は細胞分裂を行う上で必要不可欠なビタミンです。また、造血ビタミンとも呼ばれており、血液を作るうえでは必要不可欠です。ですので、もし不足してしまいますと精神障害、貧血のリスクも懸念されます。成人の摂取量は240μg、妊娠期・授乳期は480μg、授乳婦は340μgを推奨されています。

グリーンキウイには38μg含まれているのでこれも食事に取り入れつつ、サプリメントなども併用していくとよいかと思います。

疲労回復に効果的な有機酸

クエン酸、キナ酸、リンゴ酸などの有機酸。これらは疲労の素である乳酸の生成を抑制したり、鉄の吸収を促進するといわれています。有機酸を摂取すると疲労回復、貧血予防に効果的であるといわれています。特に疲れ気味なとき、運動をする前などにキウイフルーツを一つ食べてみるのはいいかもしれません。

食物繊維による調整作用

現代人はファーストフードやジャンクフードで夕飯を済ませがちですから野菜不足になります。その結果、食物繊維が大幅に不足してしまいます。摂取目安は1日あたり成人男性20g、成人女性18gとなっています。しかし、残念ながらこれを満たせていないのが現実です。

キウイフルーツには食物繊維が非常に多く含まれています。特に、皮の部分は6g、可食部3gですから1つ食べるだけでもかなり摂取することができます。

それに、善玉菌の餌となり腸内環境を調整する、血糖値の上昇を抑える水溶性食物繊維、便の面積を増やし便通改善に効果的な不溶性食物繊維の両方が含まれています。そういう意味では一つで二度おいしい効果がありますね。

海外ではキウイフルーツは皮ごと食べるのが常識?

日本ではキウイフルーツは皮を剥いて食べるのが一般的です。さすがに、あのふわふわとした毛が生えている皮を剥かず食べるという発想にはなれないかもしれませんが、実は海外では皮ごと食べるのが常識なのです。それに皮ごと食べることで得られる栄養素があります。

皮のほうが栄養価が2倍もある!?

これは植物全般的に言えることです。トマト、ブドウ、リンゴ、木の実、何においても実よりも皮、皮と実の間のほうが栄養価が高いです。植物の皮は日光から身を守るため強い抗酸化成分が集まるようになっています。人は直射日光を浴びれは日焼けしてしまいますが、植物はそんなことにはならず、色を付けて元気になるのもファイトケミカルスやポリフェノールが集まっているからです。

キウイの皮に含まれる栄養素

ポリフェノールは50倍、食物繊維は2倍、多糖体の含有量も多いことがわかりました。特にポリフェノールは果肉にはほとんど含まれてはおらず、種にしっかりと含まれているようです。

そのポリフェノールですが、抗酸化作用の「クエルシトリン」免疫力アップの「ケンフェロール」の二つです。

ビタミンCやEが含まれていて、尚且つこういった抗酸化物質が含まれていると非常に心強いですよね。

しかし、一つ問題なのは皮ごと食べたほうがいいとはいえど、農薬がついていたら逆に体を壊すことになりかねません。そこでオススメするのが、農薬を落とす洗剤を使用して食べることです。そして、しっかりと洗って皮ごと食べればよいと思います。

皮ごと食べるのは抵抗がある人もいるかもしれませんが意外と普通です。柔らかくて食べやすいと思います。

ただ、食べ方の中で気を付けてほしいのは、皮ごと食べるにしても、過熱しないことです。過熱してしまいますと多くの栄養素が壊れてしまいますから生で食べることをおすすめします。