ココアのカフェイン含有量とカカオポリフェノール効果効能について。

どうもこんにちは!

斎藤です^^

ココアって子供にとても人気の飲み物ですよね。私も小学生のころスイミングに通っていたのですが、練習が終わった後はお決まりのように缶のアイスココアを飲んでいました。甘さだけではなく、あのカカオの味がやっぱり好き!

大人になってもココアはたまに飲みます。ノンシュガーにしてもコーヒー豆とは違う、カカオ豆の味を堪能できます。

そんな、ココア。

子供が好んで飲むものなのでノンカフェインなのではないか?と思われている方も多いかもしれません。確かに、子供が飲んでも眠れなくなったという事例はあまり身近では聞きませんよね?

しかし、実際のところ、ココアはカカオ豆が原材料です。しっかりとカフェインは含まれています。チョコレートにもカフェインが含まれているのと同じことです。

そこで、今回はココアに含まれるカフェインについてお話しいたいと思います。それでは行きましょう!

ココアに含まれるカフェインの含有量は非常に少ない!

カフェインといえば、覚せい作用、興奮作用、脂肪燃焼などの効果が期待できます。そのため、コーヒーやお茶などを飲むと体が覚醒してしまい夜なかなか寝付けないなどということもあり得ます。しかし、ココアを飲むとどちらかと言えば落ち着く感じがしますよね。それはなぜでしょうか?。。。

実は、ココアに含まれているカフェインの含有量は、100MLあたり10mg程度しか含まれていませんのでそこまで気にすることもありません。

これが、コーヒーの場合であれば100MLあたり60mgと6倍も多く含まれているのです。ですので、コーヒーを飲んで眠れなくなるという人はいても、ココアを飲んで眠れなくなるという人はよほど敏感な方か、大量に飲み過ぎた場合が考えられます。

ちなみに、カフェインには、覚せい作用、脂肪燃焼作用、強心作用、解熱鎮痛作用、利尿作用、シミの解消などの効果が期待できるのですが、眠る前にココアを飲んだとしても眠れる程度なのでこういった効果はそこまで期待はできないと考えられます。

では、ココアは飲んでも意味がないのでしょうか?

ココアはカフェインよりもポリフェノールに期待すべき!

このような説明からもココアに含まれるカフェインの含有量は非常に少なく、それで大きな効果を期待するのはかなり難しいと思われます。もちろん、軽く体を高揚させる程度なら良いのかもしれませんが、体を覚醒し、ダイエット効果を上げたり、パフォーマンス向上を狙うには少し厳しいかと。。。そこで、カフェインではなくココアポリフェノールの効果に期待するのがいいと思います。では、ココアのカカオポリフェノールにはどのような効果が期待できるのでしょうか?

1.動脈硬化の予防

まず、動脈硬化はどういう過程で発症するのでしょうか?はい、それは、血中の悪玉コレステロールの量が増加し、血管壁にこびりついたものが活性酸素と結びつき、酸化を起こすことで発症します。ところが、カカオポリフェノールには強い抗酸化作用により酸化を抑制できるため、動脈硬化の予防、改善が期待でいるのです。

2.血流の改善

確かにカフェインの効果はそこまで期待はできないかもしれませんが、ココアには、カカオポリフェノールのほかに、プロシアニジン、フラバノールといった末梢血管を広げる栄養素が含まれています。これにより血行の改善を行い、体中の冷えを解消する効果が期待できます。

3.脳機能の改善

大脳皮質に刺激を与え、記憶力、集中力を高める効果があるのがテオブロミンというアルカロイドの一種です。また、最近の研究によれば、カカオポリフェノールには脳の神経細胞、活動を促進するタンパク質を増やす効果が期待できるという検証結果も報告されています。

4.紫外線による肌ダメージを低減

プロフェノールの一種であるフラボノイド。その中のフラボノールがココアには含まれています。フラボノールにも強い抗酸化作用が期待できますので紫外線から身を守ることができます。実際にドイツの研究によれば、フラボノールがたくさん含まれているココアを摂取した女性、そうでない女性のグループを比較したところ、ココアを摂取したグループのほうが紫外線ダメージが少なかったことがわかりました。

5.メタボリックシンドロームを予防

血中のコレステロール値を上げるには食物繊維を摂取することが効果的です。それは、グリニンという不溶性食物繊維が作用するためです。腸の蠕動運動を促し、コレステロールを下げますので、メタボリックシンドロームの予防効果が期待できるということです。

6.運動能力向上

激しい運動を行う際に、準備運動はある意味必須です。ウォームアップ無しでメインセットを行うのと、ウォームアップありで行うとではパフォーマンスも全然違いますし、怪我のリスクを向上させる以外のなにものでもありません。

そんな、ココアのカカオポリフェノールを摂取することにより、筋力アップの持続、平衡感覚を維持し、体を覚醒し普段よりも動きやすい状態をキープすることが出来ると考えられています。

7.高血圧症の改善

ある実験によれば、ココアを一定期間摂取した場合、一時的に摂取した場合、全く摂取しなかった場合を比較したときに、一定期間摂取したグループ、一時的に摂取したグループに血圧が下がった効果が見られました。けれども、この高血圧改善の効果を期待するなら1日あたり50mg以上のエピカテキンの摂取が必要であると考えられます。

ココアを飲みすぎるのはNGなのか?

どんなに体に良いものでも基本的に飲みすぎるのはダメなケースが多いです。たとえば、1日10リットルとか飲んでしまうと血液を薄めてしまうなどの危険性も示唆されています。自分の体格に合わせて程よい摂取量を考えていかなくてはいけません。もちろんココアも同様です。

ミルクココアは甘くておいしいあのココアです。これを大量に飲めば糖質の過剰摂取となりますので糖尿病、肥満、生活習慣病のリスクが懸念されます。もちろん、適切な摂取量を守っている限りはそこまでは問題はないでしょうけども、飲み過ぎはいけません。

ですので、出来ればピュアココア1杯にするとよいです。ピュアココアはミルクココアと異なり、砂糖などの味付けがなされていないココアですが、これを1杯(4g)程度摂取するだけでも200mgのカカオポリフェノールを摂取することが出来るのです。

つまりは、ココアにはたくさんのカカオポリフェノールが含まれているのでそこまでがぶ飲みする必要はないというコトにもなります。ピュアココア1杯、ミルクココア1杯とかでも大丈夫です。あくまでも飲み過ぎずに健康的に利用していく分には問題はなさそうですね。

ココアについてまとめ

いかがでしょうか?

今回はココアに含まれるカフェインの効果から、プロフェノールの効果までお話ししました。カカオ豆はコーヒー豆と比べてもカフェインの含有量自体は少ないです。そのため、コーヒーのような覚醒効果を期待するのは効率的ではありません。

もし、覚醒効果を得たいなら同時にコーヒーを摂取したほうが良いでしょう。

ココアで期待できるのはカカオポリフェノール、テオブロミンなどの効果です。抗酸化成分はしっかりと含まれていますので健康づくりというところではココアを取り入れるのも悪くはありませんね。