黒砂糖の栄養価が凄い!効果効能とカロリーについてみていきたいと思います。

どうもこんにちは!

斎藤です^^

前回の投稿でもお話しましたけど、黒砂糖と白砂糖を比較した際の栄養価が全然違うということ。黒砂糖はあの独特の渋み、苦味が受け付けないという方もいらっしゃるかもしれませんが、玄米と同じでなれるとおいしく感じるものです。

黒砂糖と白砂糖の違いとは?血糖値の上昇と下降に注目してみる。

2018.08.10

もちろん、黒砂糖をたくさん食べれば血糖値も下がるし健康に良いとはいいません。しっかりと血糖値を上昇させます。しかし、白砂糖を食べることによって生じる急激な血糖値の上昇や乱高下のリスクは下げられるので食べるなら黒砂糖のほうが断然良いのです。

前回は血糖値の上昇についてお話ししたけど、それ以外にも黒砂糖を食べるメリットがあります。こちらでは、黒砂糖を食べることでどんな効果が期待できるのか?そんな話をしたいと思います。甘くてスイーツの代わりに食べられるので是非ダイエットや健康に活用していただきたいです。

黒砂糖の栄養価

※黒砂糖100gあたりの栄養価をまとめています。

三大栄養素

エネルギー・・・354Kcal
タンパク質・・・6.8kcal
糖質・・・0g
炭水化物・・・89.7g

ビタミン

ビタミンB1・・・0.05mg
ビタミンB2・・・0.07mg
ナイアシン・・・0.8mg
ビタミンB6・・・0.72mg
葉酸・・・10μg
パントテン酸・・・1.38mg
ビオチン・・・33.6μg

ミネラル

ナトリウム・・・27mg
カリウム・・・1100mg
カルシウム・・・240mg
マグネシウム・・・31mg
リン・・・31mg
鉄・・・4.7mg
亜鉛・・・0.5mg
銅・・・0.24mg
ヨウ素・・・15μg
セレン・・・4μg
クロム・・・13μg
モリブデン・・・9μg

このようになっています。特に含有量が多いのは、パントテン酸、ビオチン、カリウム、カルシウム、鉄、銅、クロム、モリブデンとなります。それ以外にもポリフェノールなども含まれています。これらが含まれているからこそ白砂糖と比較しても血糖値が急上昇、乱高下を起こしにくいのです。それでは、たくさん含まれている主要成分についてみていきたいと思います。

黒砂糖の含有栄養素による効果効能

1.パントテン酸

パントテン酸素はビタミンB群の一つで、B5に位置します。水溶性のビタミンですから体内に吸収されず尿や汗として排出されやすいです。動物実験であえて欠乏させたことで、ラットの成長が邪魔されたり、ニワトリに皮膚炎が生じるなど皮膚粘膜の健康維持に関係していることがわかりました。

また、その他にも、脂質、糖質、タンパク質の代謝、エネルギーの産生においては必要な酵素を補助する補酵素として役目を担っております。さらに、コレステロール、ホルモン、免疫抗体を作る上で重要な成分であることもわかっています。

2.ビオチン

ビオチンはビタミンB群の一つで、B7に位置します。水溶性ビタミンの一種ですが普段の食事から十分に摂取できるほどいろいろな食品豊富に豊富に含まれているのと、乳酸菌が合成しますでなかなか欠乏することも考えられません。

しかし、重要な成分ですので摂取はしておいたほうが良いでしょう。

皮膚や髪の毛の健康維持、筋肉痛の緩和、パントテン酸と同じく脂質、糖質、タンパク質の代謝、エネルギーの産生においては必要な酵素を補助する補酵素として役目を担っております。

3.カリウム

カリウムは利尿作用を高めるミネラルでもあります。水を飲んで利尿作用を高めることでデトックス効果が期待できます。これにより、余計なナトリウムを体外へ排出することができます。また、血圧低下、脳卒中予防、骨密度増加といった健康効果も期待できます。

4.カルシウム

カルシウムは骨を強化したり、イライラを解消するなど精神状態の安定、動脈硬化の予防が期待できます。特に、現代人はカルシウム不足ですからおやつに黒砂糖の粒を食べることを心がけるとよいかもしれませんね。

5.銅

銅の効果は様々です。

1.鉄とヘモグロビンを結びつけることで貧血予防に効果的!
2.健康的な骨や血管を維持するため体作りには必要不可欠なミネラル
3.銅が不足するとT細胞、好球菌の減少が見られますので免疫力の低下が起こります。

このように、銅は人の健康を作るうえでは密接な関係に位置すると考えられます。銅が欠乏するがために貧血になりやすくなったり、骨や血管が弱くなる、免疫力の低下が起こり得るなど様々な悪影響をもたらします。そんな、銅は黒砂糖に含まれています。

その他、黒砂糖における有効成分について。

こちらでもお話ししたように、黒砂糖には血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。それには二つの理由があります。

1.自然界の食品である黒砂糖の効果について。

黒砂糖にはたくさんのミネラルが含まれています。その中でも、マンガン、クロム、リン、カリウム、亜鉛はインスリン糖質代謝のサポートを行いますので砂糖のように急激に血糖値が上昇することはありません。もちろん、血糖値が上昇しないというわけではありませんが砂糖よりも緩やかな上昇を行いますので太りにくい炭水化物といえます。

2.フェニルグルコシドの効果について。

フェニルグルコシドという黒砂糖に含まれている成分は血糖値の上昇を抑制しますので肥満の防止、急激な血糖値の乱高下による突然の眠気などは砂糖よりも回避しやすいと考えられます。

3.ラフィノースの効果について。

北海道にあるビートという大根から抽出されるオリゴ糖にもラフィノースが含まれています。通常のオリゴ糖の純度が30%程度に対し、ラフィノースの純度は98%もあります。なので、これが腸まで届き善玉菌の餌となり繁殖しやすい環境を作ります。結果的に腸内環境を改善することができます。

4.オクタコサノールの効果について。

ストレスを緩和することで眠気を促したり、疲労回復、肥満、生活習慣病に効果的とされています。

このように、ただ甘い砂糖でも白砂糖と黒砂糖では栄養成分や効果効能に天と地ほどの差があります。確かに黒砂糖だからといって血糖値が上がらないわけではありませんが、そのかにたくさんの重要な栄養素が含まれているため体への負担が小さくて済むのです。

糖質だけ摂取すれば当然血糖値が急激に上がりますが、ビタミン、ミネラルなどもしっかりと含まれていれば中和作用が働きますから同じ砂糖でも全然効果が違うのです。もし、ダイエットや健康づくりを考えられているなら白砂糖よりも黒砂糖をおすすめします。