黒豆茶の効果効能!飲み方・作り方・淹れ方・副作用について解説します。

どうもこんにちは!

斎藤です^^

ところで、黒豆茶というお茶をご存知でしょうか?

そのまんまなのですが、黒大豆にお湯を煎じたものが黒豆茶になります。

通常の茶葉のようにカフェインが含まれていませんので体にも優しいです。妊婦さんや小さなお子さんも安心して飲むことができますよね。また、普段、黒大豆なんて食べないという人は黒豆茶からその栄養を摂取するのも一つですよ。

では、風味はどうか?

黒大豆をそのまま煎じたものはそこまで強い風味はありませんが、砕いた黒豆茶の場合はお茶の濁り具合も濃くなり、独特な風味があります。その代り、その分高い栄養を摂取することができますから飲むのであればやはりただ煎じるよりも砕いたものを煎じるほうがよろしいでしょう。

そんな、黒豆茶は非常に栄養価が高いといわれていますがどれだけなのか?効果効能を解説してみたいと思います。

黒豆茶に含まれる成分と効果効能について。

なかなか黒大豆なんて普段から食べている人はいないと思います。雑穀の中に黒豆が含まれていますけど、それを好んで入れるのは非常に健康志向の方でしょうね。日本では一般的にお節の煮物として登場することが多いですよね。

通常の大豆にはない、この黒い色素。ポリフェノールの一種であるアントシアニンがたくさん含まれているのです。ですから、出来ることならば大豆を食べるよりも黒大豆を食べるほうがアントシアニンを摂取できてとってもお得なんです。

1.サポニンによる脂肪燃焼効果

豆やゴボウなどに含まれている栄養素です。これだけでも、抗酸化作用、免疫力向上、肥満予防、血流改善、肝機能の向上、咳、痰の予防といった効果が期待できます。その中でもダイエット効果をみてみると、血中のブドウ糖が脂肪酸と合わさることで脂肪細胞が生成されるのですがそれを抑制します。更に、血流を促す効果が期待できるので代謝アップということでもダブルで効果的な成分といえるでしょう。

2.血液をサラサラにする

血中の中性脂肪やコレステロールの数値が増加するとドロドロで流動性の悪い血液になります。これが原因で高血圧症、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞など血管の面積が狭くなることや詰まることで生じる病気を招きやすくなります。そこで、アントシアニンによる血小板凝集抑制効果によりドロドロ血の増加を抑えることで生活習慣病の予防が行えます。

3.骨の強化

イソフラボンは骨粗鬆症の予防につながる栄養素ともいわれています。エストロゲンと同様の働きを行いますが、血中へのカルシウムの流動を制限することができます。これにより骨に含まれるカルシウムの量を一定以上キープすることができますので強い骨が維持できるという仕組みです。

4.美肌効果

アントシアニンにはコラーゲンを安定させる効果が期待できます。そのため、真皮にあるコラーゲンを合成したり、傷が出来たらその修復のスピードを早めるなどアントシアニンにはコラーゲンの合成効果も認められています。なので、
細胞の修復や弾力の高い若々しい肌をキープするといった効果が期待できます。

5.アンチエイジング効果

アンチエイジング。つまり、体の若返り効果が期待できると考えられます。その理由は、アントシアニンのようなポリフェノールは強い抗酸化作用がありますので老化の原因である活性酸素を除去します。これにより、DNAの周辺にあるタンパク質の損傷を防止することができます。

また、アントシアニンはシミにダイレクトに効果を発揮します。それは、シミ、そばかすの原因であるチロシナーゼという酵素の産生を抑制するからです。このようなことからも、アントシアニンは非常に良いことづくめの成分であることがわかりますね。

6.がん予防

黒豆には、アントシアニン、イソフラボン、サポニンなど非常に優秀な栄養素が含まれています。もちろん、これらの抗酸化成分は黒豆から黒豆茶に溶け込みます。活性酸素が発生した際は、抗酸化作用がそれを無効化します。

アンチエイジング効果と理論は同じことですが、活性酸素により細胞が傷つけられてしまいますと細胞分裂する際に完全コピーが失敗します。これが原因で癌細胞が作られるなどの問題が生じます。

しかし、あらかじめ活性酸素を除去しておきDNAの損傷を予防しておけばこのような完全コピーの失敗が起こるリスクも少なくなりますから抗酸化効果の高い栄養素というのはしっかりと摂取しておくことはおすすめします。

6.更年期障害のリスク低下

大豆イソフラボンはエストロゲンに非常に似ています。また、エストロゲンの補填効果もある栄養素なのでエストロゲンが減少する更年期の際に摂取することで体の不調を起こりにくくすることができます。

ほかにも、イソフラボンやチロシン、フェニルアラニンが白髪の予防効果が期待できるともいわれています。このように、黒豆茶だけでもたくさんの健康効果が得られるということになります。

黒豆茶の気になる副作用とは?

黒豆茶を飲むとして、どのような飲み方が一番良いのでしょうか?

まず、第一前提として黒豆茶にどのような副作用があるのか?

緑茶やコーヒーなどにはカフェインが含まれているため精神興奮作用、利尿作用といった副作用が見受けられます。過剰に摂りすぎるとビタミンやミネラルを体外へ排出することになりますからやはり摂り過ぎは身体にはよくありません。

一方で、黒豆茶の場合はカフェインが含まれていませんのでこういった副作用がありません。ただし、食物繊維が含まれているから飲み過ぎはお腹を下しやすくなるとはいわれていますが、これも間違いです。

そもそも、食物繊維を十分な摂取量を満たすとなると1日18g以上は必要になります。黒豆100gでもそこまで満たないのにそれを煎じて作ったお茶で下痢をするぐらいの大量の食物繊維を摂取するとなると何リットルもの飲まなくてはいけません。

それを考えても、黒豆茶で下痢を起こすのは胃腸が弱い方でない限りは現実的な話しではありません。

2.黒豆茶の飲み方・作り方・淹れ方について。

1.急須の場合

軽く砕いた黒豆茶を大さじ1.5杯(約20g程度)を入れて熱湯を注ぎます。5分程度放置したらお好みの濃さで召し上がります。

2.煮出しの場合

やかん(1.8リットル)の水に対して、黒豆茶大さじ2杯(約30リットル)をティーパックに入れ、粒のままの黒豆茶は30~40分程度、軽く砕いた黒豆茶の場合は20~30分程度、自分の好きな濃さで煮出してお飲みください。

2.煮出しの場合

耐熱ポットに急須と同じように黒豆を入れてお湯を1/3程度で煮出します。そのまま放置してお湯を冷やします。十分に冷えたらお好みの量の冷水を足して冷蔵庫で保存します。完全に冷えたら暑い夏の日でもおいしく飲むことができます。

3.黒豆茶が薄く感じたら…

黒豆茶を飲んでいる中で、もし薄く感じたのであれば、はちみつ、黒砂糖などを入れて味付けするとおいしくなります。ダイエットをされているなら何も味を加えずにするか、ラカントSなどの血糖値が上がらない甘味料を使用するとよいでしょう。

3.伝統爽快なた豆茶がおすすめ